西海ストーカー事件でコメント 2015年12月15日

2016-06-25 4

西海ストーカー事件でコメント

西海市で起きたストーカー殺人事件から16日で4年になるのを前に遺族がコメントを出し、いまもこの時期が近づくと体調が悪くなり夜眠れなくなるとした上で、犯罪被害者や遺族に対する支援の充実を求めました。
平成23年12月に西海市で起きた事件では、無職の筒井郷太被告(31)がストーカー行為をしていた元交際相手の女性の母親と祖母を殺害したとして殺人などの罪に問われ、1審、2審ともに死刑判決が言い渡され、
筒井被告が最高裁判所に上告して裁判が続いています。
この事件から16日で4年になるのを前に、妻と母親を殺害された山下誠さんがコメントを出しました。
この中で山下さんは「この時期が近くなるといろいろ思い出してしまい、落ち着かず、イライラして体調が悪くなり、当時の出来事を何度も考え込んでしまう」とした上で、「早く判決を確定させ死刑を執行してほしい」としています。
この事件では、警察に相談していたものの十分な対応がとられなかったことを受けて、その後、チェックシートを使ってストーカーの危険度を正確に見極めるようにするなど対策が強化されました。
しかしそれでもストーカーによる事件があとをたたないことについて山下さんは、「当時の状況に逆戻りしていないことを切に願っている」としています。
その上で遺族の生活基盤を支える制度を作ることや、犯罪被害者への支援制度を充実させるよう求めています。
2015年12月15日 19時12分

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